Meisupii-S3

本レンズの供出元。ボルタ版カメラを多数製造したカメラメーカーの東郷堂が1956年頃に発売したカメラ。ペトリのグリーン・オ・マチックファインダーに影響を受けたのか緑の窓が異色である。

画像は、既にレンズを取り外した後なのだが、撮影のためにレンズを乗せてそれらしく仕立てたもの。

ボルタ版のカメラは、どちらかと言えば子供向けに作られたものであるのだが、本機は、目測式焦点調節、バルブから1/150まで5段階あるシャッター速度、フラッシュ接点、アクセサリーシュー、レリーズソケットねじを装備するなど、子供向けにしてはかなりの本格派である。当時の子供のレベルの高さを想像する。

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