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ラーメン+シロミ@本家第一旭神保町店・千代田区神保町

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写真: ラーメン+シロミ@本家第一旭神保町店・千代田区神保町

写真: 冷やしカレーそば定食@LOKAHi・豊島区大塚 写真: タマネギヘッドバッド@タマネギヘッドバッド・豊島区要町

本家第一旭神保町店
  千代田区神田神保町2-48-2

 京都駅近くに本店を構える超人気店が、新宿御苑前に続いて昨年秋にオープンさせた東京進出2号店。新宿店よりも評判が良いようなのでこれは食べてみたいと思っていたが、ようやく行くことができた。今にも雨が降り出しそうなうっとうしい平日、11:35にお店に着くと並びはなく、店頭の各種電子マネー対応の高性能小型券売機で標記の食券2種類を発券した。800円+100円=900円。なお、シロミとは豚脂身の醤油漬けのこと。食券を握りしめ入店すると、すぐに女性店員さんが近寄ってきて食券を回収するとともに、厨房を囲むL字型カウンターの道路側の奥の席に座るように指示された。こちらのお店は2階にもテーブル席があるそうで、そちらの混みようは当然分からないが、1階のカウンター席は7席中4席が埋まっていた。メニューに関しては、基本は本店や新宿店と同じラーメンとチャーシュー麺の2種類だけだが、こちらには他の2店にはないヤキメシがある。神保町は、ラーメンと半チャーハンのセットメニューである半チャンラーメン発祥の地と聞くのでヤキメシが用意されているのだろうか。
 そんなことを考えているうちに、丼が目の前に置かれた。麺はストレートの中太で、硬めに茹でられているのでしっかりとした歯応えがある。加水率はそう高くはないようなので、はじき返されるというよりも、歯は入るもののちょっと硬くて噛み切りづらいというパスタのアルデンテのような仕上がりだ。小麦の風味も感じられよくできた麺だと思う。スープは、本店と同じ少し濁った醤油清湯だが、わずかに獣臭が立ち上るほどブタブタしている。醤油の風味もちゃんと感じられるものの、時々、あまりに強い豚風味にマスキングされてしまうほどだ。塩加減はややしょっぱめだが、スープが飲みづらいということはなかった。また、香味油を使っていないので、旨味十分で豚風味濃厚だが重さはほとんど感じない。このスープには卓上の白コショウが非常に合う。それもほんのわずかでよく、また、おろしニンニクや豆板醤のような辛味調味料も用意されているので、これらも少量ずつ入れて味変するのもよいだろう。チャーシューはモモ肉のようで脂身は全く付いていないが、赤身の肉を噛んでいると肉の旨味がジュワーッと滲み出てきて、思わず顔がにやける。ただ、脂身が無いのでパサついた感じは否めず、口当たりは今一歩。このため、その部分を補おうと考えてトッピングしたのがシロミ。薄くスライスした豚肉のほぼ脂身だが、いい具合に油が抜けているのでしつこさとかべたっとした感じとかは全くなく、脂身の多いバラ肉よりかはすっきりしている。それが10枚近く載っていて100円とはコスパ抜群だ。その他にはモヤシが少量、九条ネギは反対にやや多めに載っていて、どちらも、豚が濃いスープをサッパリに感じさせて飽きずに飲むためのマストアイテム。
 噂通り、新宿店よりも神保町店の方が好印象なので、第一旭のラーメンが食べたくなったらこちらに来よう。次はお腹をすかせて半チャーハンセット1100円かな。

・お気に入り度:〇+

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