山形だしそば・醤油+麺増し@八と丁・江戸川区一之江
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麦処 八と丁
江戸川区一之江8-2-20
土曜日、開店時間の11時半直前にお店に着くと、中年のペアと小学生2人を連れたご家族の計6人が待っていた。予定通りに開店し、全席数が7席のため1巡目最後の客として何とか入店することができた。まずは入ってすぐ右側にある券売機とにらめっこ。メニューは中華そば(醤油/塩)、手揉み中華そば(醤油のみ)に土日限定のつけそば(醤油/塩)と山形だしつけそば(醤油/塩)というラインナップ。その中から山形だしつけそば(醤油/塩)のボタンをポチっとな。また、麺量は225gと明記されていたので、自分的にはつけ麺にしては少ないので麺増し(麺量75g)のボタンも連打した。値段は1200円と150円。席に座って食券を渡すと、醤油と塩のどちらにするかと聞かれた。どっちがよいのか見当がつかなかったので「お薦めは」と問い返すと「醤油のお客様が多いです。」とのことだったので醤油にした。
1巡目の7番目だったので配膳まで15分ほどかかったのは仕方がない。配られたのは山形出汁が入った昆布出汁に浸った麺、麺用の大きな丼に入ったつけダレの具材入りのせいろの3点。まずは麺をそのまま味わってみる。麺はエッジがはっきりとした全粒粉入りのストレート太麺。しっかりとした歯応えはあるものの硬いという感じではなく、ムチッと詰まっているようような印象を受ける。小麦の風味も感じられこれは美味しい麺だ。前述のように山形だし入りの昆布水をまとっているのでそれだけ食べていても美味しく、つけダレが無くても十分に食べられる。なお、山形のだしはがごめ昆布に、キュウリ、ナス、ミョウガ、大葉、ショウガ、オクラ、ネギなどが入っていることが多いが、こちらのは昆布にキュウリとネギとシンプル。木口切りの長ネギが浮くつけダレは、鶏をベースに複数の魚介を使って仕上げたように思われる醤油清湯。香味油は鶏油のようだ。塩加減がちょうどよく、醤油の風味も程よく立っていてバランスが素晴らしい。つけダレはなくても…と書いたものの、つけダレに潜らせても当然美味しい。さらに、このつけダレ、何が香ばしい風味があって、これがアクセントになっている。どうしたらこのような香ばしさが出るのかはさっぱり想像がつかないが。具材は肩ロースチャーシュー、茹でた細モヤシ、ナバナと思われる青菜、メンマ、ほぐした穂先メンマのようだがほぼ白色でメンマ特有の発酵臭をほのかに感じるもののが入っていて、てぼの上に載せて温めてあった。広島ではスタンダードだったが関東では細モヤシは珍しいし、白いメンマみたいなものは初めて出会った。
300gの麺は、そのまま食べたりつけダレにくぐらせたりをほぼ交互に楽しみながらスルスルと食べ切った。その後は、余ったつけダレの入った丼をカウンターの一段高い所に置き、厨房に「スープ割りをお願いします。」と声をかけると、しばらくして割スープが注がれて戻ってきた。割スープは鰹出汁系の和出汁でゴクゴクと完飲。なお、麺の丼の方は麺を食べ切った段階で山形出汁入り昆布水もちょうど無くなり、3つの容器全てを空っぽにして退店した。ご馳走様でした。
・お気に入り度:〇+
アルバム: 東京のラーメン・その4
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