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醤油らぁ麺+特製トッピング@入鹿TOKYO・港区六本木

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写真: 醤油らぁ麺+特製トッピング@入鹿TOKYO・港区六本木

写真: 濃厚鶏そば(黒)@ばらいち・江東区住吉 写真: 天外天ラーメン@天外天東京ラーメンストリート店・千代田区八重洲

入鹿TOKYO
  港区六本木4-12-12 穂高ビル1階

 今年の10月にオープンしたばかりの新店。非常に評判がよいようなので、これはと思い訪れた。平日の11時20分で店頭には7人とそれほど並んでいなかったのはラッキーだ。30分ほどで入店となった。半地下のようなお店に入り券売機を見ると、メニューはポルチーニ醤油らぁ麺、柚子塩らぁ麺、醤油らぁ麺、塩らぁ麺の4つ。一番左上はポルチーニ醤油らぁ麺だが、後述するように豪華トッピングにするのであれもこれもとなるのを避けるため、醤油らぁ麺のボタンをポチッとな。920円。また、450円の特製トッピングには煮玉子のほかに単独トッピングにはない鴨チャーシュー2枚及び2種類の鶏団子が載るそうなのでそのボタンもポチッと。都合1400円弱という高額な昼食になった。
 麺は幅3mmほどの平打ちストレート。麺肌はツルンと滑らかで、噛むと低加水麺のようでパツパツとした食感。小麦の風味も感じられなかなか美味しい麺だ。ただ、それほど熱くはないスープなのに伸びていき、だんだん食感が弱まるのは惜しい。メニューによれば三河屋製麺の麺とのことで納得。スープは、まずは鶏油由来の鶏の風味を、次いで醤油の芳醇な風味を感じた後、しばらくしていろいろなものが混ざり合ってこうなったと思える複雑な旨味が口中に広がる。店頭のPR掲示等によれば、名古屋コーチン×鹿児島黒豚×伊勢海老×ムール貝の4種類の出汁を提供直前に合わせるWスープならぬカルテットスープとのこと。鶏がメインであることは分かるが、それ以外に何が使われているかは、味わっている限りでは馬鹿舌にはとんと分からない。ただ、食べ進めていく内にスープの温度が下がるにつれ、変な表現であることは重々承知の上ですが舌が曇るような貝独特の旨味を感じるようになる。いずれにしろ、唸るほど美味しいラーメンスープは西新宿の嶋あるいは銀座八五以来のような気がする。チャーシューは豚、鶏、鴨の3種類。豚と鶏はどちらも低温調理でしっとり軟らかく、豚は肩ロースに近い肩ロースのようで、薫香は無いもののハムのような味わい。鶏の方は、ムネ肉を一晩ユズ果汁に漬けたそうで、柑橘の風味をまとった上品な味わいは初めての経験。鴨はロース部分で、周囲に粗挽き黒こしょうがまぶしてあるので鴨肉パストラミだ。当然、文句なしに旨い。鶏団子は、1個はユズとバジルを混ぜたものだそうだが、ユズはあまり感じずバジルが強い。そのため、逆に食べたことがない味わいの鶏団子に仕上がっているのが面白い。もう1個はエビとナッツ。こちらは気のせいかエビというよりは白身魚っぽい味わいで、ナッツも味わいよりも食感、それも鶏軟骨のようなポリポリした食感が印象に残る。味玉は、ゼリー状に固まった黄身が流れ出す寸前という絶妙な半熟状態で、その黄身にまで少し甘みを感じる味がちゃんと染み込んでいて、その味付けと相まってか、ねっとりと舌に絡みつくくらい驚くほど濃厚でビックリした。
 文句なしに美味しい一杯だった。あと3種類のラーメンも食べて全種類コンプリートしたい。

・お気に入り度:◎

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