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元祖あんかけ麺・刀削麺@香辣居8号店・江東区西大島

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写真: 元祖あんかけ麺・刀削麺@香辣居8号店・江東区西大島

写真: 炒め野菜濃厚豚骨魚介つけ麺@心の味製麺平井店・江戸川区平井 写真: 濃厚鶏そば(黒)@ばらいち・江東区住吉

元祖打鹵麺 香辣居(からい)8号店
  江東区大島4-2-3 栄進ビル1階

 この日は、この冬で最も寒い日になるという予報だったので、ネットで調べてあんかけラーメンが美味しいと評判のお店を訪れた。店名には8号店という文言が入っているがほかにお店はなく、実は本店は台湾にあって日本では初めてのお店だそうだ。それにしても、日本初出店の場所が近年中国人が増えていると聞く江東区亀戸なら分かるが、どうしてそんな話もない西大島なんだろうか。不思議だ。メニューが書かれた店頭の看板を見ると、醤油味のあんかけ麺以外にも麻婆麺、担々麺、酸辣湯麺、青椒肉絲麺、そしてノーマルな醤油ラーメンと塩ラーメンがあり、事前学習なしで来店すると何を食べようかと迷うこと間違いなしだ。今回は、お店の一推しであるあんかけ麺に決めていたので、券売機を前にしても迷うことなくポチっと。780円。加えて、ノーマルなラーメン以外はいずれも刀削麺か細麺を選べるが、券売機のボタンが別々になっているので、発券の際はメニューのみならず麺の種類も決めておく必要がある。なお、着席時に食券を渡す際、パクチーを入れるか否か聞かれるが、入れても何の問題もないのでお願いした。
 麺は幅が1.5cmで長さが20cm前後の幅広麺で、少しよじれているとともに両サイドがビロビロと波打っている。練った小麦粉の塊を小刀で削ったにしてはやけに長いし、厚みも薄めだ。イメージ的には、きしめんをもっと幅広にしてよじれとうねりを加えたような感じだ。ただ、きしめんのようなツルンとした食感ではなく、そこは刀削麺と名乗るだけあってもっちりとした食感だし、ちゃんと小麦の風味も感じられる美味しい麺だ。刀削麺といえばお店で削るものと思い込んでいたが、こちらは中国料理専門の業者さんからの仕入れ品のように思える。これは、一般的なラーメンでも自家製麺ばかりではないのと同じだ。スープは、言い忘れていたが配膳時からパクチーと中華香辛料である八角の独特のにおいが立ち上って、これはこれで食欲が刺激されていた。ベースは中華料理なので鶏だとは思うが、八角をはじめとする中華香辛料や後述する具材からの旨味が溶け込んで、何が味の中心なのかはよく分からないがしっかりとした旨味があってメチャ旨い。とはいえ、一般的な醤油ラーメンのスープとは全く別ものだが、美味しいスープに仕上がっているのは素晴らしい。具材は、パクチー、チャーシュー、戻した干しシイタケ、ニンジン、エノキダケ、メンマ、キクラゲ、サヤエンドウと種類豊富で量もたっぷりなため、お腹も満足できるし野菜を食べたという実感が得られ精神衛生上も極めて健康的だ。ただ、メニュー紹介によれば、ヤナギマツタケやユリの花を含めて10種類の食材を味わえるとあるが、自分が確認できたのは8種類だったのは鈍な証拠だ。なお、チャーシューは脂身が一切ないのでモモだろうか。脂身がない分パサついた食感だが、噛んでると肉の旨味がじわーっと感じるものが3枚で、これはこれで悪くない。また、メンマは、普通のラーメン屋さんのものとは違い、箸で触ると完全ではないもののほぐすことができる初めて出会ったタイプ。味や発酵臭は一般的なものとそれほど変わらないし、食感もグニュからシャキッまでとこれも普通だった。
 食べ慣れていない麺なので麺量はつかみづらいが200g弱ぐらいだろうか。具材がたっぷりなのでそこそこお腹も満足できたし、何よりも体が温まった。

・お気に入り度:〇+

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