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海老ワンタンメン@日陰・川崎市幸区

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写真: 海老ワンタンメン@日陰・川崎市幸区

写真: TSUKEMISOBA@raik・杉並区方南町 写真: 炒め野菜濃厚豚骨魚介つけ麺@心の味製麺平井店・江戸川区平井

日陰
  川崎市幸区南加瀬4-16-2

 今年の1月中旬にオープンしてすぐに話題になり、一番近いJR横須賀線新川崎駅からでも歩いて23分とどの駅からも遠く、駐車場も無いのに多くの人が訪れ行列ができるお店になっている。そんな不便な場所にあるのにもかかわらず、何が人を引き付けるのか確かめたくて訪れた。平日、開店20分前の11時10分に着くと既に16人が並んでいた。やはり今でもこれくらいは並ぶんだ、週末に来なくてよかったと納得だ。12時になってようやく入店となった。メニューは、ラーメン800円、チャーシューメン900円、海老ワンタンメン900円の3つで、それぞれ塩味から醤油味への変更を意味する濃口が+50円、辣油味への変更の辛口は+100円というアレンジも可能だ。初めてなので、一番人気らしいメニューをスープの変更なしで頼んだ。
 しばらくして提供された丼を見ると、透明で黄色味を帯びたスープにやたら太っとい麺が沈んでいる。引き揚げてみると、幅が5?から1.5?ほどと不揃いな手もみの平打ち麺だ。こんな不規則な麺を製造し納品している製麺所はないだろうから自家製麺だ。口に運ぶと、小麦粉が少し溶け出しているため、麺肌は極めてツルンとしている。噛みしめると、歯ごたえのない部分がある一方で、ムニュっと歯が入っていく感じのするところもある。要は、幅だけでなく厚さも不定ということだ。厚みのある部分はフワフワで、場所によってはさながら餅のようにモッチモチ。今まで数多くのラーメンを食べてきたが、こんな食感の麺は記憶に無くとてもユニークだと思う。この麺に皆がハマるんだと納得した。スープは煮干しが穏やかに旨味と風味を醸し出している塩味の鶏スープ。とはいえ、鶏の風味もそれほど感じない。旨味は十分なものの目立つものがないスープだが、鶏油らしき香味油の効果でほどよい飲み応えもある。後半、温度が下がると旨味が増していき飲み続けたくなる。チャーシューはバラ肉ストレートが3枚。肉の旨味と脂身の甘さどちらも十分で、軟らかくて旨い。それ相応の大きさと厚みがあるのでボリュームを感じられるのは嬉しい。ワンタンの餡の主体はエビのぶつ切りで、生臭さもなくプリッとしたエビの食感が心地よい。麺同様大きめの皮も自家製で、麺とは違ったチュルンとした食感が魅力だ。それが4個も入って100円増しなら絶対お得だ。薬味は、木口切り白ネギと細身の葉ネギのネギ2種。
 厨房を見ていると、麺を計量する際、4人分で針は900gを指しているように見えた。とすると、一人前は生麺で220gか。これだけあれば麺を十分に味わえるし、チャーシュー、エビワンタンとも味も量も文句なしなので、人気店にならない方がおかしい。

・お気に入り度:〇+

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